赤ちゃんのためにどんなおむつを選べばいいの?人気メーカー別徹底比較!
可愛い赤ちゃんが登場するおむつメーカーのCM。
これから赤ちゃんを迎えるお宅ではついつい目がいってしまうはず。
「いろいろなメーカーがあるけれど、何を基準に選べばいいの? 」
そんな疑問に答えるべく、アンケートデータバンクでは
「おむつは、どこのメーカーを使っていますか?」
というテーマで質問を行い、子育て中のママ・パパの声を集めました。
(回答数は297件、うち女性272 件・男性25件)
赤ちゃんにぴったりのおむつを選ぶための参考にしてみてください。
第1位は、品質とお手頃価格の両方をクリアした「花王:メリーズ」
赤ちゃんの肌トラブルで多いのがおむつかぶれ。
その原因はおむつ内の湿気による「蒸れ」や、おしっこやうんちが触れたために起こる
肌への刺激です。
おむつ選びの基準として多くの人が挙げるのが、「かぶれない」です。
紙おむつメーカーでは、こぞって通気性や吸収率をアップさせて肌への負担を減らす工夫を
しています。
メリーズを使用している人はアンケート総数297人中74人。
そして、選らんだ理由の3割が、「通気性」や「肌触り」への満足度でした。
「通気性が良くておむつかぶれしないから」
「おしっこしてもさらさら」
など赤ちゃんの肌トラブルがなく使用できていることを挙げています。
そして、まったく同数の人が理由として挙げているのが「価格の安さ」。
「いろいろ試して、価格&肌触りでこれがベスト!」
「まめに交換してあげたいから安い物を買っています」
など、品質とコストパフォーマンス、この2つの面で支持を得たことが今回1位になった理由のようです。
評判やお母さん同士の口コミで人気の「P&G:パンパース」が第2位
ゾウさんのイメージキャラクターでお馴染みのパンパース。
選んだ理由でもっとも多かったのは「かぶれないから」でした。
「通気性がよくて、よくかぶれるうちの子がかぶれなかったから」
など、パンパースを選んだ63人中の約4割が肌トラブルがないことを理由に挙げています。
また、
「ママ仲間で"かぶれにくい"と噂になっているから」
など、「評判がいいから」「人気があるから」といった理由を挙げている人も多く(2割)、
これは今回のアンケートの中でもパンパースにだけに見られる特徴です。
さらに、
「産院で使っていたものと同じだから」(女性・30代)
と、産院で使用されている割合が一番高いことも評価の高さにつながっているようです。
ところで余談ですが、日本で紙おむつが使われるようになったのはいつ頃からか
ご存じですか?
実は、1970年代後半に初めてアメリカから立体裁断でテープ型のパンパースが輸入され、
日本P&Gから発売されました。
これがきっかけとなり日本で紙おむつが普及しはじめたといわれています
ちょうどその頃から女性の社会進出が始まり、働くお母さんが増えてきたことも紙おむつが
普及した要因のようです。
その頃から、紙おむつは忙しいお母さんの強い味方だったのですね。
「サイズがうちの子に合う」「とにかく安い」も選んだ理由に
お店で乳幼児の紙おむつを買う際の目安となるのは、月齢ではなく体重です。
パッケージには「新生児用、S、M、L」などのサイズと一緒に適用体重の目安が表示されていますので、 これを見てサイズを選びます。
ただし、同じサイズであっても、ウェスト、足まわり、深さなどはメーカーによって
かなり違いがあるため、
「サイズは合っているのに、お腹まわりや太ももがフィットしない」 = 「漏れる」
という場合も。
そんな時は、ためしに別のメーカーに変えてみることをお薦めします。
使い心地や値段のお手頃さも重要ですが、サイズが合わないことにははじまりません。
第3位の「ユニチャーム:ムーニー」と、第5位の「大王製紙:グーン」は、 サイズ選びに悩む人からの支持が高く、「ムーニー」の場合は、
「同じサイズでも他社より大きめだから」
「体重が2090gと小さく、新生児用のサイズとしてはムーニーが
やや小さめでうちの子にはちょうどよいようです」
などの声がありました。
また、「ムーニー」のパンツタイプである「ムーニーマン」は、Lサイズの上の
「ビッグサイズ」、さらにその上にも2サイズの展開があり、大きい赤ちゃんの
ニーズに対応しています。
「グーン」もサイズ展開が豊富で、ベビー用と大人用の中間サイズの「スーパーBig」が
あり、また、新生児用サイズも「小さめ」と「Sサイズ」の2タイプがあります。
「大きめの娘はお尻がいつもはみだしてしまうので、なかなか合うものがなくて
今はグーンです」
など、「子供の体型に合う」といった声が多かった一方、
「持ち運びやすい」「履かせ安い」
といった「薄さ」への支持もありました。
第4位の「ユニチャーム:マミーポコ」、7割は、「値段が安いから」という理由から。
「一番安いので使っています」
「住んでいる地域で一番安いから」
と、コストパフォーマンスの高さが評価されています。
乳幼児の場合は1日に十数回は交換する紙おむつ。
毎日消耗するものですから、やはり価格は重要な選択要素になるようです。
また、「買う時に子供がキャラクターに引かれて欲しがる」という声もあり、
デザインも選択理由のひとつになっていました。
何よりも、「赤ちゃんに最適なもの」を選んであげる愛情が大切
おむつのことを考えた時、誰でも一度は頭をよぎるのが「布おむつって、どうなの?」ということではないでしょうか?
今回のアンケートでは、布おむつを使っている人は全体の2%にとどまりました。
「紙おむつよりお金がかからない」
「子供の肌のことを考えて」
というのが選択理由。
ただ普段は布おむつを使っていても、外出時だけは紙おむつを使うという人も多いようです。
何を選ぶにしても、最優先すべきことは赤ちゃんの肌や体型に合うかどうか。
「他の種類をたまに付けていたが、その日に限ってやけにぐずったり寝つきが
悪かったりしたので、決まったものだけにしたら原因不明のぐずりがなくなった」
という声もありました。
言葉で不快感を表せない赤ちゃんの、精一杯の意思表示だったようですね。
「蒸れ」「漏れ」「肌触り」などへの対策については、どこのメーカーもよく研究しているため優劣を付けるのは正直、難しいでしょう。
ですから、一番の決め手となるのは赤ちゃんのお尻との相性。
相性の良いおむつを根気良く探すことが大切です。
紙おむつが普及しはじめた頃には、
「洗濯を面倒がる怠け者が使うもの」「赤ちゃんにお母さんの愛情が伝わらない」
といった批判もあったそうです。
しかし、核家族化が進んで子育ての手が足りなくなった今の時代、紙おむつは子育て中の家庭にとっては力強い味方。
ただし、紙おむつの高性能に頼り過ぎずに、こまめにチェックすることも大切です。
おむつ交換は、赤ちゃんとお母さんにとって、とても貴重な時間。
赤ちゃんの健康チェックの面でも大切ですし、やさしく話しかけながら交換することで
親子のコミュニケーションの場となるからです。
これから迎える赤ちゃんにぴったりのおむつを選ぶために、今回のアンケートをぜひ役立ててください。
(データ概要) 集計期間 :2007/09/05〜2007/09/24 集計場所 :協力サイト上 対象者 :サイト訪問者 質問内容 :おむつは、どこのメーカーを使っていますか? またそれは何故ですか? 回答数 :297(女性 272 男性 25) データ形式:エクセル2003で作成 販売価格 :1,050円(税込)
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