これから妊娠・出産予定の人に役立つ!?「妊娠中の失敗談」集めました。
妊娠・出産にまつわるアドバイスはたくさんありますが、ちょっと人には話しにくい
「失敗談」から学べることもあります。
妊娠中はちょっとしたミスや無知で不安になりがちですが、似たような失敗を
している人は多いもの。
アンケートデータバンクでは、
「妊娠中の失敗談、何かありますか?」
というテーマで質問を行いました。
(回答数は515件、うち女性497 件・男性18件)
実際にあった失敗談の中から、妊娠生活に役立つアドバイスを読み取ってみましょう。
"母の勲章"でも、できるとやっぱりショック・・・5位は「妊娠線ができたこと」
最近は「キレイママ」をキーワードに、出産後の美容やダイエットへの関心が
高まっています。
特に、マタニティ雑誌でよく対策が取り上げられる「妊娠線」は気になるところ。
しかし「妊娠線ができてしまった!」を失敗の5位に挙げた人は、3.5%で5位でした。
「一気に太りすぎたことによる、妊娠線です・・・。
マッサージをするとか豆知識があればよかったのですが、
仕事が忙しくて母親学級に行くこともできず、かなり後悔しています」(30代・女性)
のように、知識不足から妊娠線ができてしまった人がいます。
妊娠線は、お腹が大きくなりすぎたり太りすぎたりして、皮膚がひび割れを起こす現象。
お腹だけでなく、太ももや乳房にできる人もいます。
予防には、皮膚がよく伸びるように保湿をしながらマッサージするのが効果的。
「妊娠線予防のためにクリームを買い、おなかのふくらみの部分を
中心に塗っていました。出産後しばらくして鏡を見てみると、
中心部分には全く妊娠線ができず毎日クリームを塗った甲斐が
あったと思っていたのですが、よく見ると膨らんでいた
おなかの下の部分にたくさんの妊娠線が!!」(20代・女性)
というコメントがありましたが、おなかの下の方は見えにくいこともあり
「気づいたら妊娠線ができていた」との声がちらほら。
お腹全体にしっかりクリームを塗って、対策しましょう。
失敗というより、ただひたすら辛かった!4位は「つわりがひどかった」こと
妊娠中、ほとんどの人が苦しめられる「つわり」。
その程度や期間は人によって違います。
失敗ではありませんが、運悪く「つわりがひどかった」ことを挙げた人は4.1%で4位でした。
「失敗談ではないですが、つわりが出産直前まであって、食欲が無く、
食生活がむちゃくちゃでした」(30代・女性)
と、通常は妊娠3〜4ヶ月で終わるつわりが、臨月まで続く人も。
つわりの程度がひどいと、妊娠経過に影響が出ます。
「つわりがひどくてひどくて一口の水も飲めない日が続きました。
そのため栄養失調、脱水症状、むくみ、高血圧で入院。
子供どころか自分が死にかけました。その時の子供は今1歳で
すくすく育っていますが」(30代・女性)
つわりで栄養を取れない場合は、産院から指導や処置を受けることができます。
悪化する前に相談に行きましょう。
「3人の子持ちです。上の2人はつわりがひどく、いつも5キロちかく
やせていたのですが、3人目はいわゆる『食べづわり』というやつで、
食べないと気持ちが悪く初めてお医者様に食事制限されました」(30代・女性)
つわりには、このように「食べづわり」と呼ばれる空腹時に胃が気持ち悪くなるケースや、
食べ物の好みが変わることがあります。
多少は偏食でも、まずは食べられることがお腹の赤ちゃんのためにも大事ですね。
ただし、太り過ぎにはご注意!
3位はついうっかり「転んだ」!大きなお腹で動きまわる時は、気をつけて
お腹が大きくなると、足もとが見えにくくなると同時に、体のバランスが悪くなります。
貧血気味になる人もあり、特に妊娠後期は転びやすくなります。
実際に「転んだ」を失敗に挙げた人は、5.4%で3位でした。
「7ヶ月ぐらいのとき、スーパーの特売に行こうと慌てて家を出たら、
おなかが出ているので下が良く見えず・・・。
段差で転んでしまい、おなかを強打してしまいました」(30代・女性)
無事だったから振り返ることができる失敗ですが、「転ばぬ先の杖」!余裕を
持って行動したいものです。
また2人目以降の妊娠時には、上の子の世話に追われて動きが大胆になりがちです。
「3人目の妊娠中、上の子を追いかけてマンホールで滑って転びました」(30代・女性)
とのコメントがありましたが、やんちゃな子どもの育児中だと走ったり慌てたりする
機会が増えます。
家事の分担や上の子の世話は、「家族みんなで赤ちゃんとお母さんを守る」気遣いが
できるといいですね。
体重管理の失敗が上位に・・・2位は「食べ過ぎた」、1位は「太った」
昔の妊婦は「お腹の子の分も食べなさい」と、太ることが奨励されていました。
しかし、今は「太り過ぎ=難産や妊娠中毒症の原因」になることがわかっています。
妊娠中の失敗として「食べ過ぎた」を挙げた人は5.6%で2位でした。
「ズバリ、食べ過ぎて太ってしまったこと。同時に赤ちゃんの体重も
増えちゃいました」(20代・女性)
赤ちゃんが大きいと、出産の時に難産になる傾向があります。
担当医の指示に従って、カロリーコントロールを実践しましょう。
そして1位になったのは「太った」で、20.0%の回答がありました。
「もうお相撲さんのように太ってしまったことですね。
あの細い体にはもう二度と戻ることはありませんでした。
芸能人の方はどのようにしているのでしょうかね?」(50代・女性)
「1人目が生まれるまでに体重が15キロ増えました。生んでしまえば
戻ると安心しきっていました。
ところが、4000gの子を産んでも減ったのはせいぜい5キロ少々・・・
残りの10キロは見事にゼイニクになりました」(30代・女性)
など、太り過ぎて出産後に体型が戻らない!というコメントが多数ありました。
また、太る原因には運動不足も。
「結婚しても実家にずっと住んでいたので、家事はほとんど母親任せで
自分は食っちゃ寝していたら結局13キロ太り・・・娘を産んで2年経つ今でも、
生む前の体重まで戻っていません」(20代・女性)
マタニティ・ヨガやスイミングがあるほどですから、体調がいい時には運動を
心がけると体重増加を防げます。
安産にもなりますので、転ばないように注意しながら軽い運動をするのがおすすめ。
産後にオバさん化するか、女性らしさを失わないかの分かれ目は、
産前・産後の体重管理にアリ!しっかり肝に銘じておきたいところです。
アンケートを整理すると
1位 | 「太った」 | 20.0% |
2位 | 「食べ過ぎた」 | 5.6% |
3位 | 「転んだ」 | 5.4% |
4位 | 「つわりがひどかった」 | 4.1% |
5位 | 「妊娠線が出た」 | 3.5% |
でした。
他には、出産にまつわる
「陣痛に気づかなかった」
「切迫早産になった」
「妊娠中毒症になった」
などがありました。
安定期に入るまでの妊娠初期と、出産が近づいた妊娠後期は要注意。
ただ、小さな失敗を引きずっていると、母体のストレスになります。
1人で悩まずにすぐに担当医に相談すること。
そして、近くに妊婦さんがいる場合は、前向きな言葉でサポートしてあげることが大切です。
赤ちゃんの生命力を信じましょう!
(データ概要) 集計期間 :2006/10/18〜2006/12/04 集計場所 :協力サイト上 対象者 :サイト訪問者 質問内容 :妊娠中の失敗談、何かありますか? 回答数 :515(女性 497 男性 18 ) データ形式:エクセル2003で作成 販売価格 :1,050円(税込)
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